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自毛植毛とは

自分の髪で増やす画期的な方法
自毛植毛とは、文字通り自分の髪の毛を薄くなった部分に移植する方法です。通常、男性の頭髪は後頭部や側頭部は薄毛になりにくい部分です。そこでその部分の毛を採取(ドナー)して薄くなった部分に移植するという外科手術です。英語では「トランスプラント」と言います。園芸で植物を移植するとき、根からそっくり移植しますが、自毛植毛も毛の根の部分にあたる「毛包(もうほう)」ごと採取して増やしたい部分に移し変えるわけですから、原理的には同じだと考えてください。移植された毛は、2〜3日で生着しやがて今まで通りに毛の成長を始め、ある時期がくれば抜けて、また新しい毛が伸びてくるという毛周期を繰り返します。つまり自分の毛が場所を変えて、生え続けるわけですから特別な手入れやメンテナンスはいりません。見た目にも非常に自然な仕上がりであることはいうまでもありません。


欧米で一般化している自毛植毛の歴史
自毛植毛の原点は、頭部にひどい火傷を負った患者さんの残っている毛を移植し生着したことを、ある日本人の医師が学会に発表したことがきっかけだったといわれています。20世紀初頭のことでした。その技術が普及したのは外科手術の先進国ともいえるアメリカでした。1960年代には自毛植毛は広く一般にも受け入れられるようになりました。しかし当時の技術は未熟なところが多く精密さに欠けていたため、たとえば欧米人の白い肌では目立ちにくい植毛によるキズ痕も、東洋人の黄色い肌では目立ってしまうという難点もあり、注目はされていたものの日本ではなかなか普及しませんでした。それが1990年代の後半になって、採取された毛髪を「毛包」ごと細分化し、一本一本植える技術が開発されたことにより、非常に自然な仕上がりが得られるようになりました。こうしたことから、現在アメリカでは年間90万人が利用しており、日本でも自毛植毛への関心が急速に高まっています。